借地に建っている空き家の処理【空き家】

 

①古くからの借地権と借家権
第二次世界大戦中に、旧借地借家法が、借地人や借家人を保護するように改正されました。その理由は戦地で闘っている父を安心させるため、借地人や借家人を簡単に追い出せないようにするものでした。現状もこの法律は生きており、家を所有する借地人が借地権を所有し、家を賃借する借家人が借家権を所有しています。
平和で846万戸もの空き家であふれており、借地人や借家人を保護する必要はありません。ところが「タダで借りた土地はタダで地主に返す」のが法治国家なのですが、誰も改善しようとはしません。

 

②借地権の消滅と持続
第三者の土地を借りて家を建築しますと家の所有者に借地権の権利が帰属します。本来は地主は第三者が家を建てる時に、権利金(借地権の設定条件)を受けるべきものです。しかし、戦後のドサクサで地主の好意によって権利金を払わず家を建築し、家の登記をすると、自動的に借地権が発生します。その時に借地権者に何ら課税されていません。
建築されている家が自然消滅・解体しますと、借地権は消滅します。
家を建て替えるときには権利金を支払う必要があります。家の所有者は、地主の承諾を得れば 家と借地権を第三者に売却することが可能です。

 

③借地権を解消する方法
旧借地借家法が生きている限り、家の所有者に借地権がついています。そこで借地権を土地の所有者(以下地主という)に返却する方法があります。この場合、家も一緒に地主に売却することになります。
逆に、家の所有者が地主から底地(更地価額ー借地権)を買い取る方法があります。借地権価額は国税局の路線価 の中にABCで表記されています。また、借地権と底地を交換して、借地権者(借地人)と地主が、それぞれ単独の更地を所有する方法があります。これは広い借地の場合には有効です。

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