★銀行借入返済可能額は年間収入から必要経費を差し引いた額。 |
★前記の可能額を全額返済に充てると返済が短期間で終了します。 |
★借入金の返済が終了した後は手取金が年金のように使えます。 |
①借入返済可能額
入金は、月額10万円として、年間の家賃収入120万円です。
支出は,固定資産税等と火災保険料で15万円,差し引き金額105万円が「銀行借入返済可能額」になります。実際には年数が経てば,修繕費や管理費が必要ですが,ここではゼロと考えています。
②返済額の表
表⑵は,借入金1,000万円,金利3.0%,11年から13年の返済期間別の「月額」と「年額」の元利均等返済額,それに「返済期間全体の金利合計」を計算した表です。
③自己年金を作る
12年の「年額」返済額は約99万円ですから,12年間は,手取金額はほぼゼロになります。ところが,13年目から,借入金の返済額はありませんから,⑴の105万円が毎年の手取金になります。これを「自己年金」と呼んでいます。
このように,借入金を短期間で返済すれば,返済終了後の手取金を増やすことができます。例えば,給与がある50歳でRAの経営を始めて12年間で借入金を返済し,退職した63歳からの手取金を多くする作戦です。